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2020-01-01

ミクシィ子会社の未発売スマートフォン「RATEL CELL」を実際に手に入れてみた

ミクシィ子会社(株式会社ラーテル)が開発していたが発売を断念したスマートフォン「RATEL CELL(R1020)」をインドネシアから日本に輸入した


2019年12月のある日、とんでもないスマートフォンがインドネシアにて流通しているという話を耳にした。 どうやらミクシィ子会社が開発していた未発売スマートフォンらしい。

台数はそこそこあるらしく、インドネシアではFacebookのユーザーグループ(人数は1000人を超えている)まである模様。 個人間売買や分解情報のやりとりもされているようだ。 https://www.facebook.com/groups/2216479365308773/

そこで実際にインドネシアから輸入してみた。

参考

更新履歴

  • 2020-01-05: インドネシアでの情報をもとに色々とアップデート

おことわり

値段の割にスペックは高く技適も対応していますが、完全に遊びで入手するならともかく実用目的で入手することは全くもってオススメできません。 たしかに動くといえば動くのですが、このスマートフォンはアップデートされることが100%ない上に未完成のスマートフォンであることは間違いないです。

本来はそれ相応の手法で破壊&廃棄をするはず…なのに流通しているという時点でヤバイということは認識しておく必要があります。 どう考えても横流し以外の何物でもないでしょう。まともなものを掴むことができる保証はどこにもありません。 実際Facebookのユーザーコミュニティにて液晶パネルの裏が謎の指紋でベトベトになっている個体の流通が報告されています。(このスマホを買った人が分解して発覚) つまり、まともな品質管理がされていない謎の場所で組み立てられたか、なんらかの事情で分解されていることを疑うべき個体を掴まされる可能性を否定できないともいえます。

当然ながら株式会社ミクシィも入手を推奨していないとのことです。http://blogofmobile.com/article/122199

また、とあるブログにおいて 「相当な数の個体が流通している模様で入手は比較的容易と思われる」と表現されていますが

  • 代行業者の方曰く「販売店が在庫を他店と共有して掲載していることが疑われる」とのこと
    • 見た目よりも在庫は少ない可能性が高い
    • 実際に自分も複数の店をあたって在庫を探す羽目になっている
    • 総流通台数はそこそこありそうだが、ネット通販でお手軽に購入できる感じのものは少ないとみるべきか
  • Facebookとか見る感じ、在庫が減りつつあるのでで値段が上昇傾向にあるとのこと
  • インドネシアとか中国のガジェットマニアが注目した時期からすでに半年くらい経過している(2020年1月現在)
    • 日本語使ってる時点で周回遅れスタート

という点を認識しておく必要はあります。

入手方法・価格

「RATEL CELL」で検索すればいくらでも出るので、どこで購入できるかはあえて省略。

まあ基本的にインドネシアから持ってくる以外ないので、インドネシアと向き合う必要があるのだが・・・

  • インドネシアの謎商習慣?
    • 100個持ってるぜ→よっしゃいくつか買う!→ゴメン0個なんDA!ってのが割と普通にある
  • 決済手段(日本のクレカは無理)
  • 言葉の壁(英語通じねぇ)
  • 色々面倒そうな輸出入の法規

...など超えるべき壁はそれなりにある。自力では無理だと判断して代行を通した。

価格

自分が購入した際は

  • 商品代(本体と専用保護フィルム) 15000円程度
  • 送料・手数料 10000円程度

といったところ。まあまあ良いお値段である。

本来の販売価格はいくらにするつもりだったのだろうか?

実機概要

色々と開発中の部分はあるようだが概ね動作していそうだ。志半ばで散ってしまった(と思われる)事業の遺志を感じることができる。

外観

包装

このような形式で流通している。当然ながら本来の売り方(無事に商品化された際の売り方)ではなさそうに見える。 売りやすいようにバラ売りされているという感じである。本来はもっと付属品が色々入っていたものだと思われる。

本体

独特の曲面を持ったカッコイイ形状をしている。インパクト抜群。類似するスマートフォンは多分ない。

安っぽい質感の格安スマホとは一線を画す、金属のヒヤッとする質感と重量を感じられる。 質感の第一印象に関してだけならiPhoneと本気で勝負できそうだ。作り手のこだわりが伝わってくる。

背面に謎の端子がある。Moto Modsのようなものを作るつもりだったのだろうか。外部バッテリーモジュールが付属している個体もあるそうだ。

充電は横から行うようになっている。横向きに端末を持った状態でもケーブルが邪魔にならず、ゲームをプレイしながら充電するのに向いている。一方でイヤホンを刺すところはない。

地味にデュアルsim対応。

基本性能

スナドラ835搭載でなかなかハイスペックである。メモリやストレージも十分に積まれており、いかにもゲーミングスマートフォンって感じだ。 Antutuの平均スコアは26万ほど。

テーマ変更機能

モンストのキャラを使用したテーマが入っている。ウリエル(天国・地獄)、黄泉、CELLから選べるようになっている。

着信音

モンストBGMが着信音として入っている。

XFLAG/RATELを切り替えられる謎の画面

何に使うのかわからないが、→方向にスライドするとXFLAG/RATELを切り替えられる謎の画面が現れる。 いじってみた感じからするとニュースフィードの受信を行う機能が付いていそうだ。 このスマホ専用に何らかのサービスを提供する予定だったのだろうか?今となってはすべてが不明。

技適

日本市場での発売を前提として開発していたためか技適が取得されている。そのため日本国内で堂々と電波を出すことが可能。

カメラ

カメラは1600万画素。スマホカメラとしては一般的な機能が実装されている。機種はQCAM-AAとなっている。

撮影音はマナーモードにすると無音になる。いわゆる日本ガラパゴス仕様のカメラではないようだ。

これらは何かを意図しているわけではなく、とりあえず初期状態で動くようにしているだけという気がする。

撮影補助ライトの色温度は低め。(印象が伝わらないので画像は省略) iPhoneと並べれば明らかに色が黄色っぽいことを視認できる。この仕様は意図して入れたのだろうか。

指紋センサー

指紋センサーはスイッチ部分に入っているとのこと。右手で使うなら親指で電源ボタン押下&指紋認証がサクッとできるので使いやすい。

日本語入力

違いがよくわからなかったが、このスマホ用にカスタマイズされたATOKが使用されているようだ。

おまけ

この手の廃棄物品の常としてブランド部分に傷がガッツリ入っている。 そのためわざわざ傷を隠すための機種専用フィルムがインドネシアでは流通している。もちろん非純正である。 こんなものをわざわざ作って商売にできるほどの数が流通しているということなのだろうか。